ギフトの鈴藤
お祝いやお見舞いをする時、お金や品物をいただいた時、失礼なことをしたり恥をかいたりしないよう、礼儀やマナーをわきまえたいですね。そこで、ギフトとプレゼントに関するさまざまな疑問にお答えします。困った時、参考にしてください。
これらは、ごく一般的なもので、地域等により異なる場合がございます。
記念日や誕生日などカレンダーに書いてもよく忘れてしまうのですが…。
まず、大切な日がひと目でわかるカレンダーやスケジュール帳を作ること。1年の初めに記念日や誕生日、命日などは他のメモと色を変えたりシールを貼ったりして、目立たせます。専用のカレンダーを作って、よく目のつく場所(トイレ、テレビの近く、机の上など)に置いても。月末か月初めには必ずチェックし、大切な日を別の紙に書き出すなど、忘れない工夫を。
また、このホームページでは“ギフトカレンダー”のサービスがあります。これは、記念日や誕生日などを全部登録しておけば、その10日ほど前にメールで連絡してくれる、という優れものです。

誰に何を贈ったか、誰からいくらいただいたか、わからなくなってしまいます。
家計簿とは別に、慶弔専用のノートを作ることをおすすめします。贈り物といただき物でページを分け、「お祝い」「お歳暮」「香典」「手みやげ」など項目別に、日付と相手の名前、金額、品名とその値段(贈られた場合は予想価格)を書き、お返しの記録欄も作ります。また、銀行などで慶弔金専用の通帳を作っても。いただいたらすぐ入金し、記帳した金額の横に、誰から何のお金をいただいたか書きます。また、出金した時も金額の横に用途を書いておきます(品物を贈られたら別にメモして、通帳と一緒にしまっておくこと)。余裕のある月には入金し、いつも残高を10万円くらいにしておけば、急な出費の時に便利です。

筆無精なので、なるべくお礼は電話で済ませたいのですが、失礼でしょうか?
何かいただいたらお返しの有無に関わらず、すぐにお礼を言うのがマナー。お礼状を出すのが本来なので、目上の人や仕事関係、あまりつき合いのない親戚などには、手紙やはがきで感謝の気持ちを伝えましょう。
また、お礼状は面倒でも必ず手書きにすること。ワープロやメールは事務的な感じで、失礼な印象を与えてしまいます。親しい相手で声を聞きながらお礼を言いたい時は、電話でもかまいません。

自分または相手が喪中の時は、お祝いやお歳暮などはどうすればいいですか?
死後1年を喪中として、結婚式や祝賀会などのお祝いごとには出席せず、神社参拝や新年の飾りつけ、年賀状、年始回りなどは行わないのが一般的です。結婚式に欠席しても別にお祝いを贈ったり、出産や入学などのお祝いは普通に贈る人も多いようです。地域や家、宗派などで考え方はいろいろなので詳しい人に相談しましょう。
お中元やお歳暮はお祝いではないので贈っても贈られてもかまいません。ただ、忌明け(仏式では四十九日)前なら贈る時期をずらし、残暑見舞いや寒中見舞いとして贈りましょう。相手が喪中の場合は、紅白の水引きは使わず、白無地の奉書紙を使うか、略式の短冊にします。

子供あてにお祝いやお年玉をいただいた時、お礼やお返しはどうするの?
誕生日などのお祝いやお年玉には基本的にお返しは必要ありませんが、相手のお子さんにも贈ってあげることを忘れずに。
また、いただいたら必ず子供にもお礼を言わせること。字が書けるなら、お礼状にひとこと書かせましょう。絵でもOK。相手が子供の声を聞きたいようなら、電話口に出させてお礼を言わせます。まだ赤ちゃんなら、いただいた物と一緒に写っている写真を、お礼状に同封すると喜ばれます。

仲人さんへのお中元・お歳暮など、おつき合いはどの程度すればいい?
いわゆる“頼まれ仲人”であまりおつき合いのない人でも、お中元・お歳暮は最低でも結婚後10年くらいは贈ります。また、その後も年賀状や暑中見舞いなどは必ず出し、近況を知らせる手紙や写真を送ると喜ばれます。会社の上司や恩人など、他にもお世話になったり、親しくおつき合いしている仲人なら、お中元・お歳暮だけではなく、親しさの度合いに合わせてお祝いをしたり、自宅を訪問したりして、交流しましょう。

何人か集まってお祝いやお香典を包む時、表書きの仕方がよくわかりません。
贈る人が3人までなら、水引の下に姓名を並べて書きます。年長者順に右から書き、3人なら2人目の名が中央にくるのが一般的。年長者の名を中央に書き、以下を左に並べて書いてもOK。ただし「○○様」と宛名を入れるなら、宛名は袋の左上に書き、年長者を宛名の真下に、以下を右に並べて書きます(この場合だけ左右逆になります)。
また、4人以上で贈る時は代表者の姓名を中央に書き、その左に「外一同」または「他○名」と書き、全員の名前と住所を書いた紙を同封します。職場や同窓生などグループで贈る場合は、会社名やグループ名などを書き、その左に「一同」または「有志」と書きます。

子だくさんの友達へ、出産祝い、入学祝いなどはそのたびに贈らないとダメ?
最初の子が生まれ時はお祝いをたくさんいただいたのに下の子の時はさっぱり…というのはよくある話。でも親にとって子供の誕生の喜びは第1子でも第2子以降でも同じ。親戚や身内なら、出産祝いはもちろん七五三や入学祝いなども、できればどの子も同じ金額のお祝いを。
ただ、友人・知人などで、第1子の時は親しいのでお祝いをしたけれど第2子の時は疎遠だった…という場合は、お祝いの手紙を書くだけでもいいでしょう。

お見舞いのお返しをしないまま、亡くなってしまったらどうすればいいですか?
香典返しの時、お見舞いのお礼を合わせてしますが、いろいろな方法があります。まず、香典返しの分にお見舞いのお礼分(お見舞いの3分の1から半額程度が目安)を上乗せして、その金額の品物を贈るやり方。この場合は香典返しの礼状の他に、お見舞いのお礼を手書きして添えます。また、香典返しとお見舞い返しの2つの品を贈ってもいいでしょう。この場合はどちらにも不祝儀ののしをかけ、別々に配送します。一緒に贈るのは“(不幸が)重なる”ことにつながるので不吉だからです。いずれにしても、地方や家、宗教などによって考え方やしきたりはいろいろ。詳しい人に相談したほうがいいでしょう。

志望校に入れなかった子、中退してフリーターになった子のお祝いはどうする?
入学や就職が希望どおりにいかなくても、新しい生活のスタートをお祝いしてあげる心遣いを。志望校はダメでも他の学校に入学したなら、普通に「入学祝い」として贈ります。
浪人の場合は入学を待ってお祝いしてもいいのですが、できれば「卒業祝い」としてお祝いを贈り「卒業おめでとう」「頑張ったね」とねぎらいの気持ちを込めた手紙を添えましょう。でも「来年こそ入学を」などとプレッシャーをかける言葉はタブー。受験をあきらめて就職するなら「就職祝い」、フリーターなら「卒業祝い」に。また、中退の場合は就職したなら「就職祝い」、フリーターや家業の手伝いをするなら「お祝い」としましょう。

結婚式と葬儀が重なったらどちらに出席する?
結婚式などの慶事と葬儀や法要の弔事が重なったら、弔事を優先させます。特に告別式は最優先で、義理のある人の結婚式でも欠席してかまいません。でも、家族・身内の結婚式や法要と、あまりつき合いのない人の葬儀が重なった場合などは、お通夜だけ参列したり告別式に代理人を立ててもいいでしょう。
ただ、欠席の理由を「法事があって」「身内の結婚式なので」とストレートに言うのは失礼。「はずせない用事ができまして」などと言うといいでしょう。

お祝いに何を贈っていいかわかりません。でも現金は包みたくありません。
人柄や趣味・嗜好がわからない人や好みのうるさい人へ贈る場合は、いくつあっても困らない食品や家庭用品などがいいでしょう。相手の年齢や家族構成などもヒントになります。親しい相手なら希望を聞くのが失敗のない方法ですね。
でも遠慮のない友人や身内なら「現金がいい」と言われてしまうかも。現金や商品券などは贈る金額がハッキリわかるので、困る場合もありますね。相手が本当に欲しがっている物を贈りたいなら、カタログを贈って品物を選んでもらう、ギフコのジャストハート(P.23参照)がおすすめです。これなら相手には贈る品物の値段がわからないし、選ぶ楽しみもあります。

お返し不要でも何回もいただくと心苦しいのですが…。
お返し不要といわれる子供のお祝いを何度もいただいたり、「お返しはしないで」と言われたりしたら、しばらく時間をおき、形を変えてお返しをする工夫をしましょう。例えば、その人の誕生日やクリスマス、バレンタインなどに贈り物をしたり、自宅に招待してもてなしたり、旅行や帰省の時にはおみやげを買ってきたり…。
その際、「今年は何かとお祝いをいただき、ありがとうございました」とお返しの意味を含めた言葉を添えましょう。